肺動脈性肺高血圧症の治療方針

肺動脈性肺高血圧症の治療の流れについて紹介します。

肺動脈性肺高血圧症ではどんな治療が行われるの?

肺動脈性肺高血圧症については、薬物療法が中心となります。一般的処置や支持療法を行いながら、診療ガイドラインに従って、患者さんの重症度に応じたお薬が選択されます。
これらのお薬は、大きく分けて内服のお薬と注射のお薬の2種類に分かれます。PAHの治療薬については、「肺動脈性肺高血圧症のお薬」の項で紹介しています。

支持療法について

肺動脈性肺高血圧症は確定診断されたのち、重症度評価を行いつつ、一般的処置・支持療法を行います。

支持療法で用いられるお薬
抗凝固薬:
ワルファリンなど
肺高血圧症の患者さんは血液が固まりやすくなっていることがあり、病状の悪化につながる可能性があるため抗凝固薬を使用することがあります。
利尿薬:
フロセミド、トリクロルメチアジド、スピロノラクトンなど
利尿薬は血液量を調節して心臓の負担をやわらげる作用があります。肺動脈性肺高血圧症の悪化に伴う右心不全によって、水分貯留が起こったときの対処に広く用いられます。
治療薬にはループ利尿薬(フロセミドなど)やサイアザイド系利尿薬(トリクロルメチアジドなど)、カリウム保持性利尿薬(スピロノラクトンなど)があります。
強心薬:
ミルリノン、ドブタミン、ジゴキシンなど
肺の血圧上昇に伴い心不全となった心臓の収縮力を助けるお薬です。
お薬にはPDE3阻害薬(ミルリノンなど)やカテコールアミン類(ドブタミンなど)、強心配糖体(ジゴキシンなど)があります。

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